和歌山県で死亡した鶴崎心桜(つるさきこころ)さん(16)が林眞須美の孫であることが分かりました。林眞須美の孫として生を受けた鶴崎心桜(つるさきこころ)さんの生い立ちに注目が集まっています。
この記事では、鶴崎心桜(つるさきこころ)さんの生い立ちについて詳しく見ていきたいと思います。
※追記あり(2021.08.10)
鶴崎心桜の生い立ち1: 誕生「両親がデキ婚で駆け落ち」
週刊文春の記事によれば、鶴崎心桜さんの生い立ちは和歌山県から始まります。鶴崎心桜さんは2005年4月、和歌山県和歌山市にある医療機関、日赤和歌山医療センターで産声を上げました。
鶴崎心桜さんの母親は林眞須美の長女。そして、鶴崎心桜さんの父親は、林眞須美の次女の同級生でした。鶴崎心桜さんの父親は当初、親族から結婚を反対されます。しかし、駆け落ち+でき婚の末、鶴崎心桜さんの母親と父親は結ばれたといいます。
鶴崎心桜さんの祖父で、林眞須美の夫である林健治氏は、生後約2か月の鶴崎心桜さんを見た時の感想をこう語っています。
目のぱっちりした可愛い子だった
出典:週刊文春
鶴崎心桜さんは林健治氏にとって初孫。目がぱっちりしてカワイイ、とありきたりの感想を述べるところからすると、鶴崎心桜さんは「あまり可愛くなかった」と思われます。
鶴崎心桜さんは両親と3人で、和歌山県内のアパートで暮らし始めました。週刊文春の記事によると、鶴崎心桜さんの母親は当時、関西電力の営業として好成績を修め、相当な給料をもらっていたとのことです。
関西電力でIHなんかの営業をやって、売り上げトップ。ボーナスは100万円をこえていた。
出典:林健治氏の証言
一方、鶴崎心桜さんの父親は、両親がマンションを経営する金持ちの息子でした。駆け落ちによって実家とは絶縁状態になったため、トラックの運転手をして生計の足しにしていたとのことです。
はた目には裕福な家庭に生まれた鶴崎心桜さん。しかし、4年後の2009年5月、祖母である林眞須美の死刑が確定すると、鶴崎心桜さんの家族に変化が起き始めます。
鶴崎心桜さんの母親は弁護団の支援活動を行っていました。しかし、死刑判決を機にメンタルが不安定化。「もうカレー事件を忘れよう」と林家との関係を一切断とうとします。林家の親族は、鶴崎心桜さんの母親の様子を見てこう語りました。
(鶴崎心桜さんの母親は)もう自分の人生を生きようと思ったのではないか
出典:週刊文春
鶴崎心桜さんの母親は心機一転を図るべく、和歌山県和歌山市加納のアパートの2階へと引っ越しました。鶴崎心桜さんはこの12年後、虐待によりこの世を去ることになります
鶴崎心桜の生い立ち2: 小学校時代「貧乏なのに金持ちアピール」
鶴崎心桜さんはその後、地元の小学校に進学します。鶴崎心桜さんが通っていた小学校は、自宅からほど近い和歌山市立四箇郷小学校と言われています。
小学校時代はバトミントンクラブに所属していた鶴崎心桜さん。放送委員にも立候補するような明るい少女だったと言います。鶴崎心桜さんの同級生によれば、鶴崎心桜さんは外で遊んだり、ゲームをしたりする普通の小学生だったそうです。
一方このころ、鶴崎心桜さんの父親はほとんど家に帰らなくなっていました。原因は父親の浮気。浮気に勘づいた鶴崎心桜さんの母親も別の男と関係を持ってしまい、ついに2人は離婚してしまいます。
両親の関係が冷え切っていたこともあり、鶴崎心桜さんの家は貧乏になっていました。鶴崎心桜さんは、貧乏であることを隠すため、必死に「金持ちアピール」をしていたとのことです。
服がなく、友達の服を借りて登校したこともある。一方で、インスタグラムで高級ホテルやリゾート地の写真をアップしていて、同級生は『行ってないのに、借り物の写真で投稿してるんだね』と話していた
出典:週刊文春
鶴崎心桜さんのインスタグラムに関しては、「鶴崎心桜」「つるさきこころ」「Kokoro tsurusaki」など様々なインスタ検索を試みましたが特定に至っておりません。鶴崎心桜さんがのちに虐待されていたことを考えると、鶴崎心桜さんのインスタグラムは削除されてしまった可能性が高いです。
一方、インスタなどで金持ちアピールする人間は、「承認欲求が人一倍強い」と言われています。和歌山県で紀州のドンファンを殺害したとされる須藤早貴容疑者も、インスタでの金持ちアピールがひどかったことで有名です。
須藤早貴容疑者は学生時代、両親から愛情を注いでもらえませんでした。鶴崎心桜さんも父親と母親がともに浮気しているような家庭環境で育ったため、周囲からの承認欲求に飢えていたと考えられます。
その後、鶴崎心桜さんの母親は再婚しました。のちに鶴崎心桜さんの妹をもうけ、 鶴崎心桜さんが亡くなった際に自殺を図った男です。
一方、 鶴崎心桜さんは母親が離婚したあと、しばらくは父親と2人で暮らしていたと言います。鶴崎心桜さんは和歌山市内で、父親と二人仲良く家事分担をしながら暮らしをしていたといいます。
→鶴崎心桜の母親が美人!「もう死ぬしかない」鋼の女を追い詰めたカレー事件
鶴崎心桜の生い立ち3: 中学校時代「壮絶な虐待の日々」
鶴崎心桜さんは小学校卒業後、地元の中学校に進学します。学区の関係から、鶴崎心桜さんの中学校は和歌山市立紀之川中学校と言われています。
晴れて中学生になった鶴崎心桜さん。一時ソフトボール部に入っていましたが、中学で不登校になってしまいます。週刊文春の記事によると、鶴崎心桜さんの不登校の原因は「妹の世話をするため」だったとのことです。
先ほど触れたように鶴崎心桜さんは、実の父親と二人で暮らしていました。しかし、読売新聞の記事によると、鶴崎心桜さんが中学2年生のとき、突然母親 (林真須美の娘) が鶴崎心桜さんを引き取りに来たといいます。
鶴崎心桜さんは実父の元を離れ、鶴崎心桜さんの実母(林真須美の娘)、現父親、そして実母の再婚後に誕生した鶴崎心桜さんの妹と4人で暮らし始めます。幸せな生活がまた始まるかと思いきや、鶴崎心桜さんには過酷な日々が待っていました。
妹の世話をする鶴崎心桜さんを、鶴崎心桜さんの親は虐待していました。ある時は、誤って妹にやけどをさせてしまった鶴崎心桜さんをハンガーで殴るなどの暴挙を働いています。
「一生懸命お世話しているのに、どうしてこんな目に合うの・・・」
中学校にも満足に行けず、親からも虐待されていた鶴崎心桜さんを思うと胸が締め付けられます。
鶴崎心桜さんへの虐待は児童相談所にも報告されていました。しかし、医療機関への相談がなかったことから、翌年には解決したと判断されてしまいます。虐待事件に関しては、行政は全く頼りになりません。
鶴崎心桜さんを虐待していたのは鶴崎心桜さんの父親(養父)と言われています。鶴崎心桜さんの母親は本来、娘を虐待から守るべき立場でしたが、それが出来ませんでした。原因は、鶴崎心桜さんの顔が、成長するにつれてある人物に似てきたためです。
鶴崎心桜さんの顔画像です。二重瞼の可愛らしい眼とは対照的に、鼻は太くて丸く、あごもしゃくれています。目より下のパーツは、祖母の林眞須美によく似ています。顔全体を見ると子ブタのような印象です。口元には虐待の跡と思われるあざも見て取れます。
鶴崎心桜さんは中学校に入ってから、まるでブタのごとく家の中に閉じ込められていました。近所の住民は鶴崎心桜さん一家の様子をこう語ります。
次女と遊ぶ母親はよく見かけたが、長女(鶴崎心桜さん)の姿はほとんど見かけなかった。
出典:周辺住民の証言
鶴崎心桜さんの母親にとって、可愛かったのは長女(鶴崎心桜さん)より次女。成長するにつれ、林眞須美に似てきた鶴崎心桜さんを、母親は受け付けなくなっていました。実際、鶴崎心桜さんの母親はある知人にこう語ったそうです。
最近、娘が自分の母親に似てきた。娘を見ると過去を思い出して苦しくなることがある。
出典:知人の証言
実の娘を心の底から愛せなくなっていた鶴崎心桜さんの母親。自分を守ってくれる存在がいなくなった鶴崎心桜さんは肉体的にも精神的にも追い詰められていたに違いありません。
一方、鶴崎心桜さんの母親が、鶴崎心桜さんと楽しく過ごしていることを知人に話していたとの情報もあります。週刊文春の記事によれば、鶴崎心桜さんの母親は「心桜とランチした」「心桜に化粧をしてあげた」と、心桜さんとの仲良しアピールを頻繁にしてきたと言います。
先ほど書たいように、鶴崎心桜さんには「虚言癖」があり、その原因は親からの愛情不足でした。鶴崎心桜さんの母親、林眞須美の逮捕により十分な愛情を受けずに育っています。鶴崎心桜さんの母親が友人に話した内容も、「すべてが嘘」であることは一目瞭然です。
鶴崎心桜さんはその後高校には進学せず、16年という短い生涯を閉じることになります。
→鶴崎心桜の母親が美人!「もう死ぬしかない」鋼の女を追い詰めたカレー事件
外傷性ショックにより死亡
2020年6月9日。鶴崎心桜さんは自宅で倒れているところを母親に発見されました。鶴崎心桜さんは黒い血のようなものを吐いており、全身には多数のあざがあったとのことです。鶴崎心桜さんの死因は全身打撲による外傷性ショックでした。
鶴崎心桜さんの死に続くように、鶴崎心桜さんの母親が関空連絡橋から飛び降り、次女と無理心中。さらに鶴崎心桜さんの父親もその夜、カフェインを大量に服用して倒れているところを発見されました。
鶴崎心桜さんの父親は、「精神的につらいことがあり、首を吊ろうとしたが失敗した」と警察に漏らしているとのことです。鶴崎心桜さんを虐待していたことも認めた父親。鶴崎心桜さんがうけてきた壮絶な虐待よりも辛いことがあったとは到底思えません。
鶴崎心桜さんの父親は未だ逮捕されていません。鶴崎心桜さんの家族で生き残ったのは父親のみ。鶴崎心桜さんの父親には虐待の真相などをしっかりと語ってもらいつつ、少しでも罪を償ってほしいとと思います。
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