女子高生に対する児童買春などの容疑で、元小学校長の峰松誠治(みねまつせいじ)容疑者が逮捕されました。峰松誠治容疑者の経歴を見ていくと、女子児童に対する強烈な執着が見えてきました。
この記事では峰松誠治容疑者の経歴を紐解いていきたいと思います。
峰松誠治の経歴概要
現在分かっている峰松誠治容疑者の経歴を示します。
経歴0:伊丹市立南小学校に教員として勤務(30代前半)
経歴①:伊丹市立総合教育センター 指導主事(40才ごろ)
経歴②:伊丹市立総合教育センター 副主幹(45才ごろ)
経歴③:伊丹市立総合教育センター 職員課長(50才ごろ)
経歴④:伊丹市立総合教育センター 所長
兼 伊丹市教育委員会事務局 学校教育部学校教育室長(53才ごろ)
経歴⑤:伊丹市立昆陽里(こやのさと)小学校 校長(55才)
経歴⑥:伊丹市立南小学校 校長(58才)
経歴⑦:伊丹市立南幼稚園 園長(60才)
経歴⑧:伊丹市教育委員会 非常勤講師(61才~)
経歴⑨:児童買春などの容疑で逮捕(62才)
峰松誠治容疑者は30代の前半、伊丹市立南小学校に教員として勤務していました。平成4年(1992年)の3月に発行された教育誌の特集に寄稿しています。
共に生きる心を深め日々実践する児童の育成を目指して 峰松誠治
南小学校教諭時代の峰松誠治容疑者については30年前で情報が不足しています。
そこでこの記事では、主に峰松誠治容疑者の経歴①~④について詳しく見ていきます。校長時代の経歴(⑤⑥)、幼稚園時代の経歴(⑦)は別記事で詳報しておりますので、是非ご覧ください。
→峰松誠治元校長の小学校判明!超ロリコン写真フェチな変態教師の全貌
峰松誠治の経歴1: 伊丹市立総合教育センター 指導主事
峰松誠治容疑者は平成11年(1999年)ごろから「指導主事」として、伊丹市立総合教育センターに勤務しています。伊丹市立総合教育センターは平成6年9月に設立された教育機関です。
伊丹市立総合教育センターの主な業務は、「教職員の研修」「教育支援」「教育相談」「授業力向上支援」。峰松誠治容疑者に絶対担当させてはならない重要な仕事ばかりです。
にもかかわらず峰松誠治容疑者が指導主事になったのは、「現場の教員として失格の烙印を押されたため」です。
「指導主事」のポジションは、学校で言えば(主任)教師、会社で言えば平社員か主任です。峰松誠治容疑者のように、人間性に問題がある教員が指導主事になるケースが多くあります。
指導主事は、いち教師が試験に合格し教育委員会に派遣されます。指導主事には本当に教育のスキルをあげる為になる先生と、学力だけで担任になった、いわゆる学級崩壊させ現場では使えない先生がいます。学校指導課は自らの仕事を作る為に現場無視の要項を作るのです。そこから校長になり配属された学校は最悪です。
出典:教育主事に対するネットのコメント
峰松誠治容疑者が実際に学級崩壊を起こしたかは現在調査中です。ただ今回の事件を見るに、峰松誠治容疑者がセクハラで問題を起こすような「現場で使えない教員」だった可能性は極めて高いでしょう。
一方、現場を追われた峰松誠治容疑者は何とか教育現場に戻るべく、「指導主事→校長」という大逆転出世を狙います。実際、峰松誠治容疑者は教育主事時代に、二つの研究論文を発表し存在感をアピールしました。
①「地域の教育力を見直す」 -ゲスト・ティーチャーへの可能性-
② 小学校における漢字学習の一方法
峰松誠治容疑者が①を執筆したのは2000年。ちょうど「総合的な学習」が始まったタイミングです。「総合的な学習」の狙いは従来の詰め込み式ではなく、「創意工夫」や「問題解決力」を高めるためのものでした。
一方、「総合的な学習」を導入すると、教員の負担が増すことにもつながります。峰松誠治容疑者は当時の状況を踏まえ、以下のような問題提起をして研究をスタートしています。
「総合的な学習 」の発展 ・深化には、地域 ・家庭の協力が絶対不可欠な条件である。しかし、実際に保護者にそのような力や気持ちを持った方がいるのだろうか。
出典:峰松容疑者の研究論文①より
「総合的学習では家庭や地域の力を借りる必要がある。でも家庭や地域には本当に、教育の力量や気持ちがあるんですか?」
なんとも「上から目線」な話しっぷりですね。「わいせつ野郎に言われたくない!」というのが保護者側の本音でしょう。現場で問題を起こす峰松誠治容疑者は、「机上の空論」を偉そうに語るのが得意技でした。
峰松誠治容疑者の研究論文②を見てみましょう。
教師は、学習者の学習目的を達成するために、適切な学習内容や学習方法を見いだし、工夫し、支援し、導くことを本務としている。漢字が書ける、書けないといった明確な結果に対して、プロとしての力を発揮しなければならない。
出典:峰松容疑者の研究論文②より
峰松誠治容疑者の「べき論」が発動しています。「性教育」という人生で最も重要な科目で、プロ失格の行為をした峰松誠治容疑者。当時の峰松誠治「指導主事」なら、今回の事件で何を語るのかとても興味がわきますね。
→峰松誠治元校長の小学校判明!超ロリコン写真フェチな変態教師の全貌
峰松誠治の経歴2:伊丹市立総合教育センター 職員課副主幹
さて、研究論文で「机上の理想論」を語った峰松誠治容疑者は、2005年ごろ順調に副主幹に出世します。副主幹は学校で言えば教頭先生のようなポジションです。平社員から昇格し、存在感を発揮し始めました。
実際2005年に実施された初任者研修で峰松誠治容疑者は、「社会人」「公務員」としての自覚と称し、のちの経歴を大きく左右する提言を行いました。
■峰松誠治「教育者が守るべき3箇条」
出典:峰松誠治容疑者の副主幹時代の講和より引用し一部改変
① 1人の信用失墜(しっつい)が教師だけでなく、公務員全体に波及することを肝に銘ずるべし
② セクハラ・体罰・交通事故・メンタルヘルスには特に注意すべし
③ 職務外であっても自覚を忘れずに生活すべし
■2021年に起きた峰松誠治容疑者の事件
① 現教育委員会が謝罪会見。全国放送され、公務員の信用を失墜
②「児童買春」「写真流出・販売」というセクハラどころではない行為
③ SNSで「モモ」と名乗り、写真を売りさばく
16年の時を経た巨大ブーメランですね。
「峰松誠治3箇条」を破ると何が起こるか、峰松誠治容疑者は身をもって示す形になりました。今後の新任者研修ではワークショップ形式で、「反面教師」である峰松誠治容疑者のケースを議論する時間を是非設けてほしいものです。
また、峰松誠治3箇条の②では、「セクハラ」を最重要ポイントとしています。講話でも「大変具体的に説明」されたようなので、峰松誠治自身の実体験が含まれていた可能性は極めて高いと考えられます。
峰松誠治の経歴3:伊丹市立総合教育センター 職員課長
「峰松誠治3箇条」を打ち立てた峰松誠治容疑者の次の経歴は「職員課長」です。2009年ごろからなので峰松誠治容疑者は50歳になります。課長なのでだいぶ出世しましたね。
かなり偉くなった峰松誠治課長の仕事は、相変わらず「講話」。「峰松誠治3箇条」を打ち立てたこともあり、初任者研修での仕事がメインになります。
「新任の22歳ではもうダメだ。早く校長先生になって、また女子”児童”と戯れたい・・・」
峰松誠治は初任者研修で講話をしながら、頭の中では児童と戯れる日を夢見ていたことでしょう。
→峰松誠治元校長の小学校判明!超ロリコン写真フェチな変態教師の全貌
峰松誠治の経歴4:伊丹市立総合教育センター所長
「峰松誠治3箇条」が人気を博した峰松誠治容疑者。2013年ごろ、ついに伊丹市立総合教育センターのトップである所長に上り詰めます。伊丹市教育委員会事務局の学校教育部学校教育室長も兼務し、経歴は十分。いつ校長になってもおかしくない位置にたどり着きました。
峰松誠治容疑者の講話技術も年々高まっています。当時問題になっていた「いじめ」を例に挙げ、「絶対に許さない!」という強いメッセージを送りました。
いじめの認知件数は、大幅に増えましたが、各学校の地道な、そして真摯な取組により、教師がいじめを発見する割合が大きく増えました。子どもの小さな変化、メッセージに気づき、受け止めるアンテナが磨かれ、感度がよくなったのだと思います。これからも、いじめを「しない、させない、許さない」という強い思いを常に子ども達に感じ取らせる教師の姿勢を示し続けたいと思います。
出典:平成24年度伊丹市立総合センター事業報告
峰松誠治容疑者のメッセージを受けた人々はこう思ったことでしょう。
「峰松誠治さんのような人に、現場のトップである校長先生をやってほしい!」
まさに峰松誠治容疑者の狙い通り。そして峰松誠治容疑者は2014年、ついに伊丹市立昆陽里(こやのさと)小学校に着任し、校長としての経歴をスタートさせました。
一度は教員失格の烙印を押されながらも、別ルートから出世し校長になった峰松誠治容疑者。校長先生として2019年まで、女子児童と戯れ放題、かつ写真撮り放題のボーナスステージを送ります。
(校長時代の峰松誠治容疑者については以下の記事をご覧下さい)
→峰松誠治元校長の小学校判明!超ロリコン写真フェチな変態教師の全貌
しかし人生甘くはありません。ご存じの通り、峰松誠治容疑者は2021年に児童買春などの罪で逮捕されてしまいます。人生大逆転からの大転落。峰松誠治容疑者は最後にオチを作ることで、自らの経歴を「笑える」ものに変えてしまいました。
腐敗する伊丹市教育委員会
峰松誠治容疑者が所属していた伊丹市教育委員会では過去にも、幹部がわいせつ容疑で逮捕されています。
2014年5月、伊丹市教育委員会の生涯学習部長だった田中裕之容疑者(55)=宝塚市中山五月台4=が強制わいせつの容疑で逮捕されました。
田中容疑者は、5月28日午前0時15分ごろ、宝塚市内の路上で、歩いて帰宅中の女子大生(20)の後ろから抱きついて胸を触った、としている。
宝塚署によると、女子大生は被害に遭った際に「何をするの」と叫びながら、スマートフォンのカメラで犯人の男の顔を撮影。男は走って逃げたが映像が鮮明で、田中容疑者が浮上した。
女子大生は「男は酒臭かった」と話しているという。伊丹市によると、田中容疑者は主に児童福祉の分野を担当し、昨年4月に現職に就いた。藤原保幸市長は「市民に深くおわび申し上げる。詳細な事実が明らかになった時点で厳正に対処したい」とコメントした。
出典:livedoor news
酒を飲んでいたとはいえ、見ず知らずの女子大生に抱き着くなど気持ち悪すぎます。本件は残念ながら示談が成立したようで、あまり騒がれずに終わってしまいました。
当時謝罪したのは伊丹市長ですが、部長という要職に据えた伊丹市教育委員会にも責任があることは明白です。峰松誠治容疑者の件と言い、教育委員会は子供を教育すべき立場にあるのでしょうか?
報道される教育委員会がらみの事件は氷山の一角にすぎません。悪事を世の中に広げ教育現場をより良い場所にしていくべく、皆様からの情報提供をお待ちしております。
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