東大刺傷事件犯人の中学特定「勉強が大変な進学校」古文暗唱に失敗し絶望

東大共通テスト受験生刺傷事件

東大で共通テストを受験する生徒らを刺傷したとして、名古屋市の高校2年生が逮捕されました。東大刺傷事件の犯人が通っていた中学校などが注目されています。

この記事では、東大刺傷事件の犯人が通っていた中学校を詳しく見ていきます。

東大刺傷事件犯人の中学特定「名古屋市立神丘中学校」か

東大で刺傷事件を起こした犯人Aに関しては、東海高校出身であることが判明しています。また、東海高校2年生の犯人は、高校から入学した「高校入試組」であることも分かっています。つまり、東京大学事件の犯人は、東海高校の系列ではない中学出身であると考えられます。

さらに週刊文春電子版には、東大で刺傷事件を起こした犯人Aの自宅が「名古屋市名東区」にあったという情報や、犯人Aの卒業アル写真も掲載されていました。東大で事件を起こした犯人Aの卒アル写真には制服も写りこんでいたため、以上の情報から中学校の特定を行いました。

その結果、東大刺傷事件の犯人Aは、名古屋市名東区神丘町にある「名古屋市立神丘中学校」に通っていた可能性が極めて高いことが分かりました。

制服画像比較(左:週刊文春、右:制服サイト)

東大刺傷事件の犯人Aの通っていた中学は、中学校にしては珍しくブレザーです。名古屋市名東区にある中学校で制服がブレザーなのは名古屋市立神丘中学校のみでした。また、文春の記事に映り込んでいた女子生徒のスカートも、神丘中学校の制服に酷似していました。

東大刺傷事件の犯人が私立中学校に通っていた可能性も残されますが、同様のブレザーを採用している中学校は名古屋市では見つかっていません。以上から東海高校2年生の犯人Aは、名古屋市立神丘中学校出身である可能性が高いと判断しました。

犯人が通っていた中学校の評判「公立なのに教育熱心な家庭が多い」

東大刺傷事件の犯人が通っていた名古屋市立神丘中学校は、JR名古屋駅から東にちょうど10kmほどの場所にある公立中学校です。中学校の近くには東山動植物園があります。犯人の中学校はgoogle mapで確認すると、とてもきれいな雰囲気です。

東大刺傷事件の犯人は、偏差値73の東海高校に入るほどの学力を有しています。東大入学を前に事件を起こしてしまった犯人は中学時代、さぞかし”神童”だったのかと思いきや、名古屋市立神丘中学校は極めて学力レベルが高いことが分かりました。

<東大刺傷事件の犯人が通っていた中学校の口コミ(一部抜粋)>
・公立なのに勉強が大変な進学校
・教育熱心な家庭が多い。普通に学習していては成績が伸び悩む
・県内トップを維持。県立だと旭丘や明和、私立だと東海など多数排出。卒業生は東大や京大に進学
・勉強も部活も頑張る人が多くガリ勉も多い。
出典:みんなの中学情報(愛知)

口コミに出てくる「旭丘」や「明和」高校は、いずれも偏差値が70を超える愛知県の難関校です。卒業生に東大生や京大生がいることを踏まえると、 東大刺傷事件の犯人Aも中学時代、「勉強ができる男子のうちの一人」だったと考えられます。

犯人の親は私立大学の職員で医者ではない一方、高校入学で勉強に苦労する犯人に対し、”中学校上がりの同学年の猛者たちに追いつく好機”というほど勉強熱心です。犯人の親は4人の子供の養育で金銭的に余裕があまりない中、「学力レベルが高い公立中学に!」という想いがあったのでしょう。

中学時代から周囲の猛者と切磋琢磨していた東大刺傷事件の犯人A。週刊文春に掲載された犯人の卒業文集によれば、犯人は勉強で一度挫折し、そこから這い上がったと言います。

特に2年生の時、大暴落を受け心が折れかけたことがあります。しかし、逆にそれがきっかけになり、後の学習態度や方法が一掃され、上位に追いつめることができました。

出典:週刊文春電子版

一度は浮上した犯人ですが、東大の共通テストの日に刺傷事件を起こしたことで、人生をほぼ棒に振ってしまいました。中学時代、東大刺傷事件の犯人と競っていたライバル達は、再び人生で”大暴落”を起こした犯人に何を想うのでしょうか。

刺傷事件犯人の素顔「古文暗唱で失敗し絶望」

東大刺傷事件の犯人Aは中学時代からとにかく、”勉強”が恋人状態でした。週刊文春の記事によれば、犯人Aは東海高校から東大に入るために勉強一直線で、犯人Aに恋をしていた女子生徒(美人)にすら、そっけない態度を取り続けたと言います。

一方、犯人が勉強関連で失敗した時の絶望もハンパないものです。犯人Aは中学3年時、クラスで古文暗唱をする機会がありました。最後まで暗唱できると高評価が得られる場面で、犯人Aは噛んでしまいます。絶望した東大刺傷事件の犯人Aはその後、とんでもない行動に出ます。

彼が席に座った直後、まわりの男子たちが『おいおい!』と騒ぎ始めた。何かと思って見に行ったら、Aが自分のカ〇ターを取り出し、手首を切っていた。

教師が慌てて止めて我に返ったあとも、Aはしきりに自分の失敗を責めるようなことをつぶやいていた

出典:週刊文春電子版

「古文暗唱ごときで何を・・・」と思ってしまう所ですが、東大刺傷事件の犯人Aにとっては勉強だけが心の支えでした。勉強では絶対負けたくなかった犯人Aは、たかが古文暗唱であっても人生をかけた戦いだったのでしょう。

しかし、そこまで勉強が好きなのであれば、東大で人生をかけた戦いに挑む「受験生」のことを少しでも思いやって欲しかった。もし、中学校での手首事件が大ごとに発展していれば、犯人Aの人生が変わっていれば、東大刺傷事件が起着なかったと思うと複雑です。

教育現場や犯人Aの家族は、中学時代の事件をどう受け止めていたのでしょうか?犯人Aが放った危険なシグナルを察知し、”人生には勉強以外に大切なことがある”ということを教えられなかったのでしょうか?

東大刺傷事件犯人の顔画像流出!「わいせつイケメン芸能人似」

犯人の中学校ではいじめあり「過去には自殺者も」

東大刺傷事件の犯人Aを更生させることができなかった中学校。犯人Aが卒業した中学校についてさらに調べていくと、2018年に生徒がいじめで自殺していたことが分かりました。googleの口コミにある”斎藤さん”という女子生徒です。

名古屋市名東区で2018年1月、名古屋市立神丘中学校1年の女子生徒=齋藤華子さん当時(13)=がマンションから飛び降り自殺した問題で、同市教育委員会が設置する第三者委員会は「心身の苦痛を感じるいじめ行為があったとは認められない」と結論付けた報告書を市教委に答申していたことが14日、遺族への取材で分かった。

出典:文春オンライン

斎藤さんは当時所属していたソフトテニス部で、ヒドイいじめに遭っていたと言います。しかし、いじめの存在に関して、中学校や教育委員会はしばらくの間全く認めようとしませんでした。

2021年に出た報告書では、斎藤華子さんの自殺に関して、「心身の苦痛を感じるいじめ行為があったとは認められない 」としながらも、いじめがあったこと自体はようやく認められました。斎藤さんの父親も、「学校はいじめを認めない体質なんですよ」と怒りを通り越しあきれていたと言います。

2018年といえば奇しくも、東大刺傷事件の犯人が中学1年生として、同中学校に通っていた時期です。同級生の死に東海高校の犯人Aがどう関わったかは現在調査中ですが、”勉強熱心な中学校”の裏側には、葬り去られたダークサイドもあったということですね。

犯人Aが手首に刃をかけたあと、学校はどのように対処したのか。斎藤さん事件での振る舞いを見るに、犯人Aやその両親ともしっかり話さなかったのではと思ってしまいます。中学校のずさんな対応に、ネットの口コミでも悲しみの声が漏れています。

こちらの在校生の斎藤さんの事件をNHKで見ました。学校は正義であるはずなのに、悲しすぎます。子供は一人一人宝だと言うことを忘れてはいけないです。どうか逃げない大人達の中で宝物を育てて欲しいと願うばかりです。

東大で刺傷事件を起こした犯人Aは当然許されるべきものではありません。しかし、犯人Aを取り巻く学校や家庭といった環境も、犯人Aの凶行を生む一因になったのではないでしょうか?

今回の事件を含め、未成年の犯罪・事件に対し、大人たちは逃げずに立ち向かった欲しい。そう強く思います。

東大刺傷事件犯人の顔画像流出!「わいせつイケメン芸能人似」

追記:東大刺傷事件犯人は中学時代に恋を経験「猛アタックも撃沈」

東大で刺傷事件を起こした犯人A。勉強しかしてこなかったと思いましたが、中学3年生の時に恋をしていたことがわかりました。週刊文春の記事によれば、刺傷事件の犯人Aは中学時代、好きなことにもうアプローチしていたと言います。

「Aは中学3年のとき、同じクラスに好きな女子がいて、猛アタックしていた。その年の暮れ、彼女に年賀状を送りたかったようで、しつこく住所を聞いたりしていたけど、その子はAの行動にドン引きして、結局フラれた」
出典:週刊文春

好きな女子に対する執拗な行動。2021年に大事件を起こした花森(硫酸事件)、遠藤(甲府放火19歳)も、中学や高校で好きな女の子に猛アタックするも玉砕した過去が報じられています。

遠藤裕喜「一緒に生徒会やろう」ティファニーで接近も玉砕

勉強第一もそうですが、犯人Aの一つのことに対する執着を見るにつけ、精神的に問題を有していたと感じざるを得ません。実際、東大刺傷事件を見たネット民からも、犯人が精神疾患を有していたのではとの声が挙がっています。

この少年、分裂症だね。統合失調症と名称変更になっているが、優秀な奴に多い。高校2年目に小便しながら、その音が詩になるって歌うんだよ。(後略)

東大で刺傷事件を起こした犯人Aが、中学あるいは高校時代に精神的な問題を抱えていた可能性は、2022年1月19日の時点で報じられていません。犯人Aの中学時代含め、新たな情報が得られ次第追記したいと思います。

東大刺傷事件犯人の顔画像流出!「わいせつイケメン芸能人似」

コメント